2月2日(金) 天候:曇り時々雨
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□指宿キャンプ:第5日・午前練習

夜半から早朝に掛けて、霙まじりの震え上がるほどの冷たい雨が降っていた薩摩地方でしたが、午前9時45分からのトレーニングが始まる頃には、青い空が垣間見えるようになり、少しですが気温も上がって、練習には問題のない天気になりました。

少し暖かめの練習着に身を包んだ選手達は、ストレッチで固まり気味になっていた体を解すと、体幹を刺激しながら、時間を掛けてウォーミングアップを続け、しっかりとコンディションを整えてゆきました。その後、練習場の奥で3グループに分かれてボール回しで、身も心もリラックスさせると、本格的なトレーニングをスタートさせました。

この日の午後からの、地元、九州のロッソ熊本との練習試合に臨むメンバーは、最終ラインからのビルドアップを中心に行い、しっかりとFWの選手達へパスを繋ぎながら、最後、シュートをしっかりと決めてゆくまでを繰り返しました。また、前の選手だけでなく、チャンスがあれば、2列目の選手達にも積極的に攻撃参加することをフェルフォーセン監督は徹底させていました。

他のメンバーは、逆のエンドでハーフコートに広がり、6対6によるミニゲーム形式で、GK櫛野・広野をゴール前にそれぞれ据えて、戦術トレーニングを行いました。
ここでは、ドワイトコーチが大きな声で選手達のポジショニングについて細かく指示を出し、しっかりとボールを自分達のものにして、スペースを効果的に使いながら、最後、シュートで終わらせてゆくことを、徹底させていました。

10時15分過ぎ、午後の試合に出るメンバー達は、セットプレイを修正し、最後PKを行って、早々に午前のトレーニングを終了してゆきました。ミニゲームを行っていたメンバーは、時折、にわか雨が降る不安定な天気の中、今日この後、試合に出る選手達の練習の声に刺激を受けたようで、“終了”の声が掛かるまで、一心不乱に、厳しい表情を見せながらボールを追い求めていました。

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□第4日:トレーニングマッチ「vs ロッソ熊本」試合の模様

お昼過ぎには、つかの間、晴れ間が見えたが、その後は、時折、雨混じりの横風が吹いている練習場。しかし、ピッチの上では、午後3時30分からのロッソ熊本とのトレーニングマッチに向け、選手達はウォーミングアップに余念がない。今回指宿にキャンプインして、最初のフルコートでのゲームと言うこともあり、選手やスタッフの表情にも気合いが見える。対戦相手のロッソも、J1のチームが相手と言うこともあり、アップ中からやってやろうという、勢い溢れる大きな声が飛んでいる。

試合は、右にエンドを取るロッソのキックオフで始まる。名古屋の先発メンバーは、GK楢崎、DFは右から竹内、練習参加している米山、増川の3バック。MFは、この日は右に杉本が入り、左は片山、中はボランチの位置に吉村、やや前右寄りに中島、左寄りに本田が控え、FWは玉田と橋本の2人、3-5-2の布陣で臨む。

立ち上がりからロッソが積極的に攻め上がり、左右のスペースを有効的に使って、FWへとボールを集めてくる。名古屋選手も慣れないメンバーでの戦いと言うこともあり、連携面で遠慮があるのか、動きやフォローにぎこち無さが見える。しかし、キャンプに来てから、繰り返し行ってきたトレーニングの成果か、次第にパスを回すテンポが速くなり、ロッソの攻撃を押さえ込み始めると、選手達の動きも軽やかになり、両サイドの片山や杉本がスピードに乗ったドリブルや飛び出しを見せ始める。

玉田や橋本も流動的にポジションを変え始めると、テンポ良く名古屋がボールを支配して相手ゴール前へと攻め上がる場面が目立ち始める。33分、左サイドでボールを持った片山がそのままドリブルで持ち上がってゆくと、強烈な左足のシュートを相手ゴールに突き刺し、先制点を決める。さらに38分、右のスペースへの中島からの縦パスを拾った杉本が切り返して中へと入り込むと、左足で斜めにゴール前へ鋭いボールを蹴り入れてゆく。このグラウンダーのボールを中で走り込んだ玉田、橋本がスルー、最後に左から走り込んだ本田が押し込んで、2点目を挙げる。そして、前半は、2ゴールを挙げて試合の流れを自分達のものにした名古屋がそのまま押し切って、後半へと折り返してゆく。

エンド入れ替わり、右にエンドを変えた名古屋のボールで試合が再開。名古屋メンバー交代:中島→須藤。

後半に入ると、ロッソがメンバーを入れ替えてきたこともあり、試合を巻き返そうと果敢に攻撃を仕掛けるようになる。しかし、前半戦で指導権を握った名古屋が、前半同様、杉本・片山の縦への突破をきっかけに相手の守備を押し込んでゆくと、本田や吉村も相手陣内深くへと攻め上がるようになる。

24分、右サイドを抜け出した杉本がペナルティエリア内へと切れ込んできたところを後追いで捕まえにゆくが、そのスピードの速さにたまらず、DFが足を引っかけてしまい、PKを得る。そして、このPKを自ら蹴ると、落ち着いたシュートを沈め、3-0とロッソを突き放すゴールを決めてゆく。

3点のビハインドとなったロッソは、やむを得ず前掛かりになり始めると、名古屋が相手のパスミスを逃さず、奪ってカウンターを仕掛ける場面が目立ち始めるようになる。そして、38分。相手DFの裏のボールに左サイドを抜け出した玉田が、そのまま持ち込んで行き、左足からのシュートをゴール右隅に突き刺し、4-0としてゆく。更に終了間際、再三に渡って、シュートチャンスを得ながら決めきれなかった橋本が、左サイドを一気に抜け出した片山からのマイナスのボールを、豪快に左足ダイレクトボレーで叩き込み、5点目を決める。

前半途中までは、動きの固い名古屋だったが、杉本・片山の迷いのない突破でリズムを掴んでからは、最後まで相手に主導権を与えることなく試合を進めた名古屋が力の差を見せつける結果となった練習試合だった。

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【ロッソ熊本戦後、フェルフォーセン監督コメント】
Q:今日の布陣の狙いについては?
A:プレシーズンなので、チェックの意味合いも含め、試した布陣です。多くの選手がいますので、左で片山、中で本田を今日は試しました。

Q:本田選手の使い方については?
A:可能性はいろいろありますが、今はプレシーズンなので、中でも試してみたいと思っています。とはいえ、中盤には藤田や金、慶、須藤もいますので、まだ決めるつもりはありません。確かに、本田をもっと前で使うことが出来れば攻撃アップすると思いますが、その時に左サイドを誰を置くかも、ポイントになってきます。明日は渡邊を試そうと思っています。

Q:今日は殆どの選手が90分間プレイしましたが?
A:TSCでも30分×3本のうち、殆どの選手が30分×2本をこなしたと思います。プレシーズンも中盤に入ってきて、90分プレイ出来るようになったと思っています。選手達には、「プレイ中、不必要なことをするな。リスクを犯すな。パスを繋ぐサッカーが出来れば、今の時期から90分プレイできる」と伝えました。

Q:米山・竹内選手については?
A:良いプレイを見せてくれたと思います。米山選手は良いテクニックがあり、戦術眼もあると思います。竹内選手については、前半落ち着きが余りありませんでしたが、後半から良くなってきました。

Q:今日の試合で満足できた部分は?
A:90分出来たという意味で、フィジカル面には満足しています。時間帯にもよりますが、パスもしっかりと繋げていたと思います。今はまだプレシーズンですので、キチッと準備して臨んでいるのではないですが、立ち上がりに問題があったと思います。典型的なこの時期の内容の試合だったと思います。