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□午前練習の模様
連日、快晴が続く、Vaalsの街。今日も青空が広がり、朝から気温がグングンと上がってゆく。トレーニングのためにピッチ内でリラックスしている選手達は誰もが日に良く焼け、逞しさが出てきている。
2人1組でのボールを使ったメニューからウォーミングアップがスタート。その後ピッチ横に用意された、コーンやバーを障害物に見立てて、ちょっとしたリレーが競われる。1本目は、ドリブルでコーンの間を縫うように抜けて行き、折り返して次の人にボールを渡してゆく。2本目は、リフティングから、ドリブルでコーンの間をターンしながら折り返してくるというものだ。キャンプが始まって1週間が経ち、そろそろ疲れと共にストレスも溜まってきた選手達には、ちょっとリラックスした中でのトレーニングも必要な頃だろう。
すっかり体もほぐれ、心もリフレッシュしたところで本格的なトレーニングへと入ってゆく。
昨日の午後にもおこなわれた、速いテンポでのパス回しがスタート。「バック!、ターン!」とパスを当てる選手に的確にコーチングしながら、ボールが選手間を流れてゆく。しかも、この日はGKが待ちかまえるゴールに、落としたボールをシュートしなければならないということで、より一層正確さが問われていた。
また、時折DFがプレッシャーを掛けてくるため、パスをしっかりと受け、素早い判断が必要とされていた。また、シュートに関しても、闇雲に打つのではなく、落ち着いてしっかりと枠を捕らえないと「ゴールをよく見ろ!チャンスを大切に!」と大きな声が飛んでくる。
11時15分からは、4対4によるミニゲームが行われ、選手達は汗を流す。
・ビブス組:須藤・中村・大森・豊田・増川・藤田・金・本田
・練習着組:スピラール・津田・阿部・高橋・杉本・山口・片山・有村
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分以内で、ゴールを決めればそこで終了というもので、選手達は少しでも早く終わろうと果敢にシュートを放ってゆくが、GK川島・高嵜の好セーブもあって、なかなかゴールが奪えず、見る見るうちに消耗してゆく。回数を重ねる毎に動きが落ち始めると、些細なトラップミスやミスパスを狙われ、相手にチャンスを与えてしまう場面も目立ち始め、ボールが行き来するようになりゲームに熱が入ってゆく。
奪ったゴール数は同じとなり、最後、雌雄を決するのは、盛り上がっているW杯にあやかり、PK戦に。そして、山口が緊張したのか、大きく外してしまい、ビブス組が勝利したところで、この日の午前練習は終了となる。
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□午後練習の模様
午後になって少し風が出始め、心なしか気温も下がり、過ごしやすくなるが、それでも日差しは相変わらずで、ジリジリと焼けるように選手達に照りつけている。2人1組でストレッチを行った後、対面でのパスをかわしながらしっかりとコンディションを上げて行く。
午後5時20分。ボール回しを行って、体をほぐし終えると、本格的に戦術トレーニングに入って行く。
津田・豊田・杉本は、GK内藤相手に頭でボールを繋いだシュートを繰り返した後、センタリングからのシュート練習を行う。センタリングを上げる杉本・津田に対して、フェルフォーセン監督は細かく注文を伝えながら、良い形でボールが入った時には、大きな声で彼らを褒め称えていた。逆に、シュートの場面では、入ってくるボールに対し、上手く詰められなかったり、タイミング良く詰めながら、シュートを外した時には、手厳しいアドバイスが飛び、選手のやる気を煽っていた。
5時50分過ぎからは、残りの選手達は、4人づつにグループを分けると、狭いエリア内で戦術トレーニングを行ってゆく。4対4に、どちらにも所属しないフリーの選手を加えた、ミニゲームがスタートする。ゆっくりとしたペースでボールを回しながら、相手の出方を窺うが、突然、ドワイトコーチから、どちらかに「ゴールを入れにゆけ!」と指示が出ると、ボールの動きのテンポが一気に上がってゆく。しかし、その瞬間、GK2人とフリーの選手は敵に回り、7対4という数的不利な戦況の中での、攻撃を仕掛ける事になる。
□ミニゲーム組み合わせ
本田・杉本・大森・有村×阿部・スピラール・津田・藤田、中村(フリー)
金・増川・豊田・本田×片山・山口・大森・須藤、スピラール(フリー)
中村・杉本・有村・須藤×藤田・阿部・山口・津田、増川(フリー)
本田・スピラール・金・豊田×大森・片山・杉本・須藤、藤田(フリー)
思うようにボールが繋がらないいらだたしさを繰り返しながら、この練習は午後6時20分まで約30分間、みっちりと繰り返された。連日の暑さと、ハードなトレーニングに選手達の疲れも相当に蓄積されているとは思われるが、明日が1日オフになることもあってか、選手達は思いっきりこの日で体力を使い切ってしまおうと、激しいプレイを終始見せていた。
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また、この日、日本から玉田選手と楢崎選手が合流、早速、ホテルで待ち受けていたサポーターやオランダまで遠征を取材に来ていたマスコミ陣に囲まれる。しかし、20時間近く、飛行機と車に乗っての長旅で、表情は少々疲れ気味だったが、ロビーで夕食に向かう選手達に出会うと、ようやく仲間の下へ帰ってきたという安堵感からか、2人の顔からは笑顔が溢れるようになった。
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