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本日、6月28日(金)より、W杯・日本代表としてチームを離れていました楢崎正剛選手が合流し、チーム練習のあと名古屋市西区の「ウェスティンナゴヤキャッスル」にて記者会見を行いましたので、その模様をお伝えします。
 会見場には約50人の記者がかけつけ、W杯や日本代表への関心の高さが伺えました。

――チームに合流して、監督やチームメートから何か言われましたか?

 みなさんに、お疲れさまとおめでとうって言われて、感激しました。

――それに対して、どう答えました?

 「どうも」、と。(笑)

――最後の試合が終わってから10日ほどたちましたが、戦いの余韻の様なものは残っていますか?

 もう切り替えてるんであまりないですけど、W杯の期間中のことはしっかりといかしてやっていこうと思っています。


――4試合の期間は、長く感じましたか?それとも短く感じましたか?

 大会が始まって試合が始まるとあっというまでした。

――初戦のベルギー戦、スタメンを聞いたのはいつでした?

 発表はいつも試合前のミーティングなんで、そこで聞きました。聞いたときは心臓はドキドキしましたけど、結構冷静でした。前の日の練習で、スタメンで行くかなっていう雰囲気がありましたんで、その日の晩は寝るときに試合のことを考えたりして緊張しました。

――その日はしっかり眠れましたか?

 以外と眠れました。

――試合でピッチに立って、大歓声のなかでどういう気持ちでした?

 日本で行われるW杯なんで、それまでの親善試合とかと同じような雰囲気かなと思ってたんですが、いざ立ってみると、いつものものに輪をかけて大きな声援でしたので、やっぱ違うなぁと思いました。

――その声援が後押しになりました?

 そうですね、僕だけでなくチーム全体に大きな影響があったと思います。

――日本にとって初めての勝ち点を得たベルギー戦でしたが、この試合に関しては、終わった後どう思いましたか?

 リードした時間帯もあって、のこり20分から15分くらいを守りきれなかったという悔しさはありました。失点したことがそれぞれに課題として残りましたし、2点とられたことが…。見方が2点とってましたし、なかなかベルギー相手に2点はとれないと思いますし、そういう部分で、申し訳ないなと思いました。


――勝たないといけないプレッシャーがあったと思いますが、ロシア戦に関しては?

 ベルギー戦がそれほど悪かったというわけではなかったので、同じスピリットでのぞみました。ベルギー戦では細かいミスとかもありましたし、そこを監督に指摘されたりもして、全体で修正をしてロシア戦にのぞむことができました。

――1−0で、W杯初勝利をおさめたわけですが、この試合、手応えがあったのではないですか?

 そうですね、終わってみてすごく充実感のあった試合でしたし、結果にも非常に満足できました。無失点で試合を負われたこと、そして日本が初めて勝ったという場に入れたことに非常に充実感を感じました。


――決勝トーナメント進出を決めたチュニジア戦に関しては?

 この試合は、あんまり見せ場がなかったと言うか…。チュニジアは絶対に勝たないといけない状況でしたんで、もっと攻め上がってくると想定していたんですが、日本の方が攻めている時間が長く、1点目は良い時間帯にとれましたし、2点目もすごくきれいにとることができたので、後ろから見てて安心してゲームを進められました。

 


――決勝トーナメント初戦、トルコ戦は悔しさが残る結果となってしまいましたが、どうでしたか?

 ミスで先取点をとられて、とにかく追い付こうと気持ちを切り替えて残り時間攻めてたわけですが、精一杯やたという気持ちはありますし、いろいろ言われることがあるのはわかりますけど、選手もみんな考えてますし、それを今後につなげていけば良いと思っています。悔いは残さないようにみんな戦って、負けてしまいましたが、精一杯やったと思います。

――残念ながらベスト16で敗退してしまいましたが、選手たちの中ではベスト8やベスト4にいけたぞ、と言う気持ちはあったのではないでしょうか?

 決勝トーナメントに進んだことだけで満足した人は誰もいませんでしたし、みんなもっと上へ行くぞという気持ちはありました。それができなかったことが一発勝負のトーナメントの怖さですし、サッカーとはそういうものですので、しょうがないなという思いです。


――4試合、世界の強豪たちと試合をしてみて、感じた手応えは?

 いつも通りのプレーを心がけていて、それを実行できたことがすごく自信になっています。逆にできなかったこと、うまく行かなかったこともありましたが、それは今後の課題にしていきたいと思っています。

――この大会に出場したからこそ得られたというものは?

 前にも行ったかもしれませんが、チームないでのキーパーのしめる重要性というものを再認識できましたし、やはり勝ち上がっていくチームにはすばらしいキーパーが必ずいますので、改めてキーパーという重要なポジションに僕がいるんだなと感じました。


――楢崎選手の公式ホームページに、「日本最高!」と書いてありましたが、その中身については?

 どこに行っても沢山の人がいてみんなが応援してくれているなぁと感じたことや、会場に行く際に交通規制をひいていただいて、渋滞なのに止まることなく試合会場にたどり着くことができたこととかで、選手の力だけではなく、日本全体のサポートのおかげで良い試合を行うことができたんだなと感じて、書かしてもらいました。

――スタジアムだけではなく、いろいろなところで盛り上がっていることを感じたのではないですか?

 そうですね、どのチャンネルを見てもサッカーに関するニュースをやってて、変な情報も入ったり(笑)、おもしろい情報も入ったりで、なかなかこういう機会はないなと楽しみました。道頓堀に飛び込むニュースとかも見ましたし。

――前にファン感謝デーで、名古屋を代表していくつもりだと行っていましたが、サポーターのみなさんが寄せ書きした日の丸が試合会場にあったのですが、気がつきましたか?

 もちろん気がつきましたよ、毎回同じところにあるわけではないので結構探したりとかもしましたけど。その日の丸をみて、支えられることもありましたし、ほかにも、いつもJリーグの試合とかで僕の名前を書いて掲げていただいている横断幕とかも見つけて、すごく感激しました。

――国内開催ということで、まさに日本中がW杯1色だったわけですが、楢崎選手にとって特別な大会となりましたか?

 規模が大きいですし、特別な大会にはかわりなかったですけど、特別な大会だから特別なことしようとかまでは思わなかったですし、そういいながらも集中力とかは100倍こころがけてがんばったつもりです。

――いままでの人生の中で、もっともエネルギーを使う4試合だったんじゃないですか?

 そうですね、やっぱりいろんな緊張感もあり、プレッシャーもありましたが、そのなかで楽しめたと思います。

――今回の4試合で文字通り日本の守護神になりましたが、そのあたりはどうですか?

 神様ではありませんから。(笑)でも今回はたまたま運が良く出られたと思っていますし、それでいて自信を持ってやってきた結果、出ることができたと感じるとこもありますし、これからJリーグとかにも活かしていかないといけないなと思いますね。


――日本のW杯が終わって、次の目標は?

 なんとか、Jリーグで優勝したいです。

――代表での目標は?

 いまは代表のことはあまり考えられませんけど、でも常に代表には入っていたいと思いますし、きっとみなさんは「つぎのW杯にも行きます」という意気込みを聞きたいんでしょうけど、もちろんサッカー選手としてはW杯に出場するというのが大きな目標なんですが、4年後なんでまず今は1つ1つのことが目標です。

――W杯で一番印象に残っているプレーは?

 僕が思うには、プレー回数がそれほど多くはなかったので全部が印象に残っているのですけど、一番充実していたのは初勝利したロシア戦です。どのプレーが良かったとか具体的なことはないんですが、全体としてロシア戦が一番印象に残っています。

――W杯を終えて、他の国のリーグでやってみたいという思いが強くなっている選手もいますが、楢崎選手はどうですか?

 メチャメチャ行きたいと言うようなことは今は考えていませんし、そういう話はあるべき選手のところに来ると思うんで、いまのところ僕にはないですし、それは考えないですね。

――このキーパーはすごいなと感じたキーパーは?

 レベルの高いキーパーは1試合3,4回は点とられてもおかしくない場面で止めますし、また、相手に対してシュートを打ちにくいポジションをとったりしまするすごさを例えばドイツのカーンとかを見てて思います。そういう選手に少しでも近づけたら良いなと思いますね。

――今回のW杯が日本にあたえてくれたものは?

 国民全体で盛り上がれた大会じゃないかなと思います。まだ日本においてサッカーの位置づけと言うものがまだ低いですし、Jリーグも発足して10年たらすのわけですが、世界との差や、それをどうやったら埋められるかと言うことを日本全体で考えることができたことが良かったですね。まぁ、僕は選手なんで他人事みたいなことしか言えませんが、今回のW杯でサッカーを見て、サッカーを好きになって今後も応援し続けてくれたら良いなとサッカー人としては思います。