
第79回大会の優勝以来、10年振りの決勝進出を目指すチームに立ちはだかる次なる強敵は、地元静岡での勝利で決勝進出を決めたい清水エスパルス。
これまでカップ戦を含むJリーグ公式戦での両者の対戦成績は22勝22敗7分と、何とまったくの五分。天皇杯においては過去に1度だけ対戦があり、名古屋は清水が延長の末に惜しくも敗れている。
そして、その天皇杯での唯一の対戦試合(第78回天皇杯準決勝)では、ストイコビッチ監督と現清水監督の長谷川健太氏が両チームのエースとして先発出場し、チームを引っ張った。共に1965年生まれという共通点までもつ2人が、11年の時を経て今はチームを指揮する立場となり、天皇杯の舞台で再び雌雄を決する。
また、当時清水に所属し、先の試合でVゴールを決めチームを初の決勝進出に導いた三都主アレサンドロ(当時の登録名はアレックス)が現在は名古屋に、今年のリーグ戦で9得点を挙げた清水の得点源ヨンセンは昨年まで名古屋に在籍と、注目ポイントが多い戦いでもある。
天皇杯優勝とともに、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を目指して決勝進出を目指すグランパスの熱い戦いから目が離せない!!
清水を倒して、元日の国立へ!そして再びアジアへ!!
第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会・準決勝
| 日 時 |
対戦カード |
開催 |
| 12/29(火)13:00K.O. |
名古屋グランパスvs清水エスパルス |
エコパスタジアム |
試合、チケットに関する情報はこちら
第89回天皇杯、両クラブここまでの戦績
| 名古屋グランパス |
|
清水エスパルス |
試合結果:名古屋4-0沖縄かりゆしFC
得点者 :三都主、ブルザノビッチ×2、
巻 佑樹
開催日時:10月10日 13:00
会 場:ウェーブスタジアム刈谷 |
2回戦 |
試合結果:清水2-0佐川印刷SC
得点者 :原一樹、マルコス・パウロ
開催日時:10月11日 13:00
会 場:アウトソーシングスタジアム |
試合結果:名古屋2-0ホンダロック
得点者 :吉村圭司、OG
開催日時:11月1日 15:00
会 場:瑞穂陸上競技場 |
3回戦 |
試合結果:清水2-0コンサドーレ札幌
得点者 :永井雄一郎×2
開催日時:10月31日 13:00
会 場:アウトソーシングスタジアム |
試合結果:名古屋3-1ジュビロ磐田
得点者 :吉村圭司、吉田麻也、杉本恵太
開催日時:11月15日 15:00
会 場:瑞穂陸上競技場 |
4回戦 |
試合結果:清水3-0ヴァンフォーレ甲府
得点者 :原一樹、OG、長沢駿
開催日時:11月14日 13:00
会 場:とりぎんバードスタジアム |
試合結果:名古屋3-0FC岐阜
得点者 :ケネディ×3
開催日時:12月13日 15:00
会 場:瑞穂陸上競技場
| 準々決 |
試合結果:清水3-2アルビレックス新潟
得点者 :岡崎慎司、ヨンセン、児玉新
開催日時:12月12日 13:00
会 場:アウトソーシングスタジアム |
名古屋グランパスvs清水エスパルス、今シーズンの対戦
【2009J1リーグ第3節@瑞穂陸上競技場(3/22)】
名古屋 |
3-1 |
清水 |
| 得点者:ダヴィ×2、小川、岡崎 |
今シーズン最初の対戦は、まだ肌寒い3月のJ1リーグ第3節にホーム名古屋市瑞穂陸上競技場で行われた。
清水へ移籍したヨンセンと、ダヴィの両エース対決としても注目を集めたこの試合は、5分に名古屋・小川が左足でシュートを放てば、続く6分に清水・原が右足で強烈なミドルシュートで応戦するなど、キックオフ直後からスリリングな展開を見せた。その後徐々に試合のペースを掴みはじめた名古屋は16分、24分と立て続けに玉田がシュートを放ち清水ゴールを脅かす。
そして前半25分。ハーフラインを超えボールを持ち上がったディフェンダーの吉田から前線・左の小川にボールを大きく展開すると、この折り返しをダヴィが決め、名古屋が先制ゴールを奪う。
後半に入ってもマギヌンを起点とした攻撃や、阿部のロングシュートなどで攻撃の手を休めない名古屋。後半32分には玉田を起点としたサイドチェンジから右サイドの小川を経由し、ゴール前中央へ走り込んでいた吉村がシュートを決め2-0と名古屋が追加点を決める。
直後の34分に清水・市川からのアーリークロスを、今年日本代表でも大活躍した清水・岡崎にヘディングで決められ2-1と点差を縮められる。しかし試合終了間際のロスタイム、小川からのパスを受けたダヴィが相手相手エリア内で倒されPKを得ると、これを自身が直接決めて追加点。
終わってみれば両チーム合わせシュート30本が放たれた激戦を、3-1のスコアで名古屋が勝利した。
【2009J1リーグ第34節@アウトソーシングスタジアム日本平(12/5)】
今シーズン2度目の対戦は舞台を変え、J1リーグ最終節に清水エスパルスのホーム・アウトソーシングスタジアム日本平で行われた。
AFCチャンピオンズリーグ敗退後から公式戦負け無しの名古屋と、第28節でリーグ首位に立ってからまさかの5連敗を喫した清水の対戦となった。この試合は、エスパルスにとっては負けられないホーム最終節、またグランパスにとっても天皇杯準決勝で対戦する可能性のある同カードで苦手意識を作るわけにはいかない。試合は、まさに両チームのプライドがぶつかり合う一戦となった。
試合は前半からポゼッションを高め3トップを中心とした攻撃を仕掛ける名古屋と、ハーフラインより前でのボール奪取からショートカウンターで一気に名古屋ゴール前へと迫る清水による一進一退の攻防が続く。前半11分には清水・岡崎、同15分には名古屋・ケネディがシュートをシュートを放つがお互いにゴールネットを揺らす事が出来なかった。その後清水は雨で滑りやすい状況を考えてミドルシュートで名古屋ゴールを責め立てるが、怪我からの復帰後2試合連続で完封している守護神・楢崎が名古屋ゴールを割らせない。
試合は、0-0のまま後半に突入し更にヒートアップ。名古屋が小川、三都主と建て続けに清水ゴールを狙えば、清水も兵藤、枝村らのミドルシュートなどで名古屋ゴールを脅かす。後半34分には、代わって入った清水・ヨンセンに混戦の中から決定的なシュートを放たれるが、これはゴールポストに、さらに跳ね返りを藤本に合わせられるが、ゴールライン上で守っていた吉田が間一髪のクリアで難を逃れた。
残り10分で退場者を出し1人少ない状況での戦いを強いられた名古屋だったが、清水の猛攻を凌ぎ切りリーグ最終戦を0-0のスコアレスドローで終えた。
『名古屋グランパスvs.清水エスパルス』天皇杯における対戦成績
【第78回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝】
1998年12月27日 13:00キックオフ【横浜国際総合競技場】
名古屋グランパス
|
1
|
0 |
前半 |
1 |
2
|
清水エスパルス
|
1 |
後半 |
0 |
0 |
延長前半 |
1 |
| |
延長後半 |
|
| 83分 小倉 隆史 |
得点者 |
10分 ファビーニョ
100分 アレックス |
【GK】
伊藤 裕二(1)
【DF】
石川 康(31)
飯島 寿久(4)
トーレス(5)
中谷 勇介(27)
【MF】
岡山 哲也(21)
望月 重良(9)
浅野 哲也(8)
平野 孝(11)
【FW】
福田 健二(18)
ストイコビッチ(10)
【SUB】
GK:本田 征治(23)
DF:古賀 正紘(14)
MF:ウリダ(7)
FW:野口 幸司(13)
FW:小倉 隆史(19) |
メンバー |
【GK】
真田 雅則(1)
【DF】
安藤 正裕(3)
斉藤 俊秀(2)
森岡 隆三(11)
戸田 和幸(14)
【MF】
伊東 輝悦(7)
サントス(5)
市川 大祐(25)
澤登 正朗(10)
【FW】
長谷川 健太(9)
ファビーニョ(12)
【SUB】
GK:中原 幸司(16)
DF:西澤 淳二(19)
MF:大榎 克己(6)
MF:アレックス(17)
FW:平松 康平(26) |
この勝利で清水は初の決勝進出を果たしたが、大会終了後にチームの消滅が決まっていた横浜フリューゲルスに決勝で敗れ、初優勝はならなかった。
一方の名古屋は、翌79回大会で2回目の優勝を果たしている。
「名古屋グランパスvs.清水エスパルス」過去の通算対戦成績
【名古屋グランパス】 22勝22敗7分 80得点 75失点(カップ戦を含む)
清水とは、全くのイーブンの成績。
国立行きの切符を賭けて両者の意地とプライドが激突する!!
決戦に向け、両チームからメッセージ!
■阿部翔平/DF:6
僕と出身校(市立船橋高校、筑波大学)が同じ清水の選手やスタッフの方も多いですし、一緒にプレーをした選手もいるので、清水と対戦をする時はいつも意識します。
清水は守備も固いですし、前回の対戦でもスコアレスドローだったので相手を崩してゴールを挙げて勝ちたいです。
天皇杯優勝を目指すからには、結果にこだわってプレーしたいと思います。
■小川佳純/MF:10
今年のリーグ戦最終節で引き分けになった清水と再び対戦できることは、とても楽しみです。
試合は前回の対戦スコアの0対0の続きという感覚で、しっかりと決勝にすすめるように頑張りたいと思います。
■玉田圭司/FW:11
これまでの人生で、元旦にサッカーをやったことがないのでぜひ国立でプレーをしたいと思います。
この清水戦に1つ勝つことで決勝に進むことができますし、このチャンスを逃したくありません。まず準決勝に勝利をして、決勝進出。そして優勝をめざして、来年のACLに出場できるよう頑張りたいです。
■三都主アレサンドロ/MF:38
清水は、長谷川監督をはじめスタッフや選手に沢山お世話になった方がいますし、僕を育ててくれたクラブです。
だからこそ、僕が良いプレーをして試合に勝つことがプロとしての清水への恩返しだと思いますし、勝利したいと思います。そし名古屋のサポーターに天皇杯のカップをもたらすことが、一番大切なことだと思うので、国立目指して準決勝も頑張ります。
■長谷川健太監督
名古屋は素晴らしいチーム。エコパでいいゲームをして、勝てるようにチーム一丸となって戦いたい。
■伊東輝悦/MF:7
勝つことに全力を尽くす。それだけだ。
■フローデ・ヨンセン/FW:18
名古屋とは今季リーグ戦で1分1敗と勝てていないので、次こそ勝ちたい。
優勝するためのマジックはない。目の前の試合に勝つしかない。
■岡崎慎司/FW:23
優勝するつもり。勝つことしか考えていない。
名古屋には能力の高い選手が揃っているが、なんとかスキを突いてゴールを決めたい。
■市川大祐/DF:25
元日に素晴らしい舞台でサッカーがしたいし、優勝してほしいという周囲の期待を強く感じる。エコパで準決勝を迎えるのは、ホームで戦えるようなもの。
サポーターの後押しを活かして勝ち上がりたい。
エコパスタジアム
【住所】
〒437-0031
静岡県袋井市愛野2300-1
【電話番号】
0538-41-1800
【アクセス】
・JR東海道本線「愛野」駅より徒歩15分
写真で見る「第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会」
地域リーグ、JFL、そしてJリーグ勢と様々なカテゴリーと戦ってきた第89回天皇杯。
ここでは試合の写真をメインにこれまでの4試合を振り返ります、ぜひご覧ください!
フォトギャラリーへ進む